性病とは何？性病の種類やチェック方法について解説！

主に下半身の性器の部分を中心に発症する性病ですが、名前は知っていても詳しい病気の種類や症状については知らない人が多いのではないでしょうか。

病院に行って調べるのに抵抗感がある人も少なくないため、何の処置もしないで悪化させてしまう人たちがいます。

性病が深刻なレベルになると健康が大きく害されるので、かかりやすい病気の種類を知っておき自分の体に疑いはないかチェックすることがあなたのために重要です。

性病とは性的な接触でかかる感染性の病

性病の言葉を見ると想像がつくかと思いますが、性病は文字通り主な原因は「性」にあります。異性間・同性間などで他人と性的な接触を行うことで、体にウイルスなどが入り感染してしまう病気なのです。

たった一回の接触だけでもかかる危険がありますが、回数が増えるほどリスクは上がっていってしまいます。

性的な交渉が多いとかかりやすい

性器の内側は粘膜なので他人との性的な交渉で相手の性器から分泌される液が入れば、その人が病気のウイルスを持っていると性病の菌が広がっていきます。

コンドームをつけて行っても完璧の予防にはならないので、交渉の回数が多ければ多くなるほど性病にかかりやすくなってしまうのです。

性的な面で他人と接触する回数が多い人は、感染する危険が高いことを意識しておいてください。

性病は早期発見しないと体に危険

性病にかかると初期は大した症状ではありませんが、治療をしないでそのままでいると悪化して体に大きなダメージを受ける危険が高まります。

性器からジワジワと蝕まれていくので不妊の状態になりやすく、特に女性の方は子宮や卵巣の機能に影響が出てしまうため男性よりも悩みが大きくなるでしょう。

場合によっては生殖器周辺にある臓器の働きも悪くしてしまい、さらなる病気を増やす結果になりかねません。

性病感染者の人は免疫機能も働きにくくなるので、死に至る病であるエイズに罹患するリスクが普通の人よりも3～5倍に上がり命にも関わります。

かかりやすい性病の種類について

性病は色々な種類があり一般にかかりやすいものとして、ここでご紹介する7種類を覚えておきましょう。

あなたが罹患する可能性が高い性病は7種類のいずれかなので、症状が出る場所や特徴などが分かっていると調べやすくなります。 

カンジタ

女性がかかりやすい病気の一つで他人のカンジタ菌が性器の内部に入ることで、内側で菌が繁殖してしまい白いおりものが出たり性器から異臭がしたりします。

体調の変化で自分の体内にあるカンジタ菌が増えて起こることもあり、その場合は性病扱いにはなりません。

淋菌

尿を排泄する部分が炎症を起こす病気で自覚症状が少ないので、体調が悪化してから気づく人が多いです。

女性の場合は子宮に関わる部分にも炎症が出ることがあり、妊娠しても受精卵が子宮外に着床してしまうようになります。

ヘルペス

ウイルスのヘルペスによる病気で性器の外側周辺に痛みを伴う水疱ができたり、女性は尿を出す際に非常に強い痛みを感じるなど症状が重いものです。

口腔での性的接触でも移りやすく口やのどに症状が出る場合は口唇ヘルペスと呼ばれ、扁桃腺やリンパの腫れ・高熱などが出たりします。 

クラミジア

人の粘膜の中に存在するクラミジアが他人の粘膜に入ることで起こる病気であり、あまりはっきりとした症状が出ない人が多く気づきにくい性病です。

特徴としてはおりものが判断材料になり通常のおりものは多少粘り気がありますが、クラミジアにかかると水のようにさらりとしたものが出ます。

トリコモナス

性器の中にトリコモナスという原虫が入り込むことでなり、女性の場合はおりものが泡っぽくなるので異常を察知しやすい反面で男性は症状がない人が多く気づきにくい病気です。

ヒトパピローマウイルス

ヒトパピローマウイルスの種類の中でリスクの高いタイプにかかることで起こり、女性の場合は進行すると子宮頸がんに至る性病の中で最も危険な病気といえます。

悪化して不正出血などの症状が出ない内は自覚症状はほとんどないといってよく、定期的に子宮頸がんを受けることが最も有効的な対策です。 

尖圭コンジローマ

コンジローマもヒトパピローマウイルスにかかることで起こる病気ですが、この場合はリスクの低いタイプなのでがんには進行しません。

ただし性器周辺にはっきりとした異常があり目立つイボが発生し、早い段階で対処しないとイボは増殖するので除去するのに手間がかかります。

性病に罹患している可能性が高い場合

あなたが性病に罹患しているのかは、性的な問題で起こる病気によくある体のサインが見られたら可能性が高いでしょう。

サインに気づいたらすぐに確かめる行動を取り、体が教えてくれた危機を無視することはしないでください。

性病罹患者に多い体のサイン

注目するべきは性器か分泌されるおりものの状態であり、色・粘度・量などに変化がないかよく見ましょう。性病があると色・粘度・量に異常が現れるため、体が示すサインとして活用できます。

性器の内側・外側に痒みを感じないかも、判断材料の一つになります。痒みがあれば全て病気というわけではないですが、菌が繁殖している可能性があるので注視しましょう。

病院・性病検査キットでチェック

体にサインが出ていれば産婦人科や泌尿器科に行って、 医師に性病検査をお願いし調べてもらってください。あまり知られたくなければ性病検査キットを使い、郵送して検査機関に調べてもらう方法もあります。

こちらのサイトでおすすめしている検査機関は、技術や信頼性も高いので病院に行かなくてもきちんとした結果を出してもらえます。

陽性が判明した後にするべきこと

病院・性病検査キットでのチェックを受けて陰性なら安心ですが、陽性と出た場合は治療を受けなくてはいけません。

自然に治ることは期待できない病気なので、治療してくれる医療機関で適した薬を処方してもらいましょう。 

まとめ

性的な経験があれば性病は誰でもかかる可能性があるため、性器周辺の様子がおかしければ調べることが必要です。

最悪の場合は死につながる性病の種類もあり、自分の体を守るにはあなた自身が気づくようにしましょう。